ミニトマトの水耕栽培の記録その2

こんにちは、ケノシュです。

前回の記事に続き、ミニトマトの水耕栽培の続報をお伝えします。
段階に分けて記事をアップしていくつもりでしたが、先日装置を撤収したのでまとめて記事にしました。

経過

まず早速ですが、装置が破損しました(笑)前回の記事をアップした翌日の出来事でした。

派手に損壊したわけではありませんが、蓋の固定位置を調節しているときに装置を動かしたら、一部に亀裂が入ってしまったのです。

水圧の影響でいずれ亀裂が広がって完全に破損する可能性があり、新品と交換しました。
前回の記事で寿命は数年程度かもと書きましたが、1年で交換になってしまいました(容器だけ)。
新品と交換した際に思ったのは、思ったよりも容器の劣化が進んでいたということです。

上の写真は新旧の容器を並べたものです。右側が古い容器ですが、色あせているのに加えて、矢印で示す通り歪んでいるのが分かると思います。
水を貯めると水圧で膨らむように変形するため、その名残と思われます。

この変形ですが、水を貯めたときには新品の容器よりも古い容器のほうが強く変形しました。
つまり、紫外線によって容器自体が柔らかく、かつひび割れやすくなっていたようです。

無理な外力を加えなければ2年位は持ちこたえるのかもしれませんが、今後は1年ごとに容器だけは更新することにしました。

 

さて、前回の記事で今年はプチぷよだけ植える!と書きましたが、珍しそうな品種の苗木を見るとついつい植えてしまいたくなるもので、先日近所の苗木販売会に出かけた際に一つだけ追加で買ってきてしまいました。

品種名は「Mr.浅野のけっさく」という中玉トマトです。ネーミングに惹かれて調べてみたら美味しそうな品種だったので買いました。

装置の4穴に2本ずつ、合計8本の栽培です(うち7本はプチぷよ)。

そして装置稼働開始から1ヶ月後の様子がこちら。

写真で見ると小さく見えますが、実際には結構よく茂っています。
角度は違いますが、植え付け直後の下の写真と比べると成長具合がよくわかります。

特にこの頃になってくると2~3日程度でネットに届いていなかった苗が余裕で越えるようになったりと加速度的な成長が見られます。
根の成長も著しくなり、見てみると、どうも根受け内で絡まっているような印象でした。
木の重さも既にネットで支えられているようだったので、根受けは役割を終えたと判断して取り除きました。

取り除いて1週間後の写真です。根がゆったりと広がれているが分かります。

さてトマトの成長速度ですが、明らかにプチぷよよりもMr.浅野のけっさくのほうが速いです。

また、プチぷよは液肥の濃度にも非常に敏感です。
我が家の液肥は大塚ハウスを使用していますが、EC1.6mS/cm程度と液肥をやや濃い目にするとすぐに窒素過多の症状(葉っぱクルクル)を起こしてしまう一方、薄めの1.2mS/cmくらいにすると鉄欠乏と思われる葉の脱色(葉脈から離れた部位の黄色化)が見られ、慌てて5号液を追加したりと、ある程度調整が必要でした(液肥の調整については前記事をご参照下さい)。ある程度木が大きくなってきてからは窒素過多症状は起こしにくくなってきましたが、鉄欠乏は逆に出やすくなってる印象です。

一方でMr.浅野のけっさくは液肥の濃度に関係なく、青々と元気に成長しています。
買ってきた苗をいきなりEC1.3の液肥につけてもケロッとしていますし、頑丈な印象です。
プチぷよの栽培は難しいと言われているようですが、水耕栽培でもその手応えは感じました。それでも土壌栽培に比べれば管理はずっと簡単ですが。

 

さて、装置稼働から2ヶ月目(7月上旬)がこちら

かなり大きくなってきましたね。

それでも、8株も植えてしかも去年より日当たりが良いのに、2株だけの去年よりも成長は遅いです。
実は去年は種から育てた苗で、2~3月頃から育て始めたため、植え付けた時点で既に高さ1m以上まで成長していた苗でした。
対して今年の苗は買ってきたもので、高さもせいぜい30cmくらいからのスタート。

買ってきた苗でやるのは簡単ですが、成長の差を考えると種から育てるのも一考の価値ありかもしれません。

まあでも、ここからわずか一週間で、更にこれくらいになりました。写真は7/14のものです。

見ての通り、去年に負けず劣らずの状態になりました。

さて、前回の記事でちゃんと剪定していきますみたいなことを書いたのですが、仕事で土日しか作業できない+男の子4人の相手というような私生活なので、結局伸ばし放題になってしまっています(^^;)。

7/25がこんな感じ。

この後もどんどん大きくなっていき、結局面積2x3mのパーゴラいっぱいに広がりました。

さて、肝心の収穫量ですが、初めてまとまった収穫をしたのが7/17でした。
ちなみにやや大玉なのは「Mr浅野のけっさく」です。

小さめのザルに収まる程度。味は非常に良好です。

そしてそこからどんどん収穫量が増えていきます。7/23がこんな感じ。

採った分以上にまだまだ実がなっています。

そして7/26分がこちら。必要なボウルが大きくなりました。

7/27がこちら。

この辺から撮影が面倒くさくなってしまってあまり写真が残っていません(笑)
すこし間を空けて、これが8/9収穫分です。この間にも何回か収穫しています。

ざっくり言うと、中~大サイズのボウルにいっぱいのトマトが、数日ごとに採れるといった感じですね。
毎日採ると少ボウルにいっぱいくらいでしょうか。

うっかり1週間くらい採らなかったときは上の写真のような大ザルに大盛り2杯分くらい取れたこともあります。
収穫量に関しては、言うことなしの一言。あまりに採れすぎて、後半は息子たちは飽きてあまり食べなくなってしまいました(^▽^;A)

・・・それと、だんだん収穫が面倒くさくなってきました。
大ザルにいっぱい取るのにだいたい15~20分くらいかかるんですよね。
しかも、こんなジャングルの奥地に腕を突っ込んで取らなくてはなりません。
ポロポロ落ちてうまく取れないことも多々。

蚊に食われるわ蜘蛛の巣に触ってしまうわであまり気持ちの良い作業ではありません。
しかも炎天下で汗だくどころか熱中症寸前での作業ですからね。
妻は絶対やりたくないと言っています(笑)

そして秋になってくると少しずつ収穫量は減っていきます。

肥料の消費

さて、肥料の消費速度について少し触れておきたいと思います。

一応仕事から帰ってきたら毎日液肥の濃度をチェックして、そしてほぼ毎日補充していました。
補充後にEC2.4くらいになるように調整。

大体ですが、7~8月の一番暑い時期の晴れの日で、1日でEC0.4くらい低下しました。

我が家で使用している容器は液量80リットル強くらいのはずでしたが、容器が劣化して膨らんでくると容積が増えるようで、どうも100リットルくらいになっていたようです。
前回の記事で述べた、大塚ハウスの

1号300gを1300mlの水に溶かす。
2号200gを1300mlの水に溶かす。
 →1000倍希釈でEC値が0.4になる。つまり1リットルに1ml入れるとEC0.4となる。

という液肥を使用したところ、ちょうど100mlくらい入れるとECが0.4上昇していました。

というわけで、上記の液肥でだいたい1000円くらいなので、1ヶ月で肥料代は2000円ちょいかかる計算になります。
もちろんこれは夏場ピーク時の話なので、全期間を通しての肥料代は6000~8000円くらいでしたでしょうか。

・・・これって結構良い金額ですよね。
大塚ハウス1号300gと2号200gで1000円ですが、業務用の大袋で買えば1号15kgと2号10kgで13000円くらいです。
価格差は約4倍。毎シーズンやるなら間違いなく業務用のほうが安上がりです。

ということで、来年は業務用袋を買ってやってみようと思います。肥料代が1シーズン2000円くらいになると思うとかなり安いですね。

失敗と改良点

さて、失敗の反省と来年に向けての改良点です。まず、前述のように肥料は業務用のを買う予定としました。

失敗その1:ミニトマトは収穫が大変だった

ミニトマトでやったのはちょっと失敗でした。理由は、先にも述べたように収穫が大変だから。採れる数が多すぎるんです。
数日ごとに20分くらいかけて収穫しなければなりません。
週末だけの収穫とかにすると1回の収穫量がハンパじゃなくなるのと、熟しすぎて自然に落ちる実が増えて汚らしくなるので大変です。

ということで来年は、中玉トマトメインで行きたいと思います。
中玉トマトはミニトマトほどたくさんは実りませんが、その分1個あたりの玉が大きいので総収穫重量はさして変わりません(多分)。
今年も1本だけ植えましたが、断然収穫の楽さが違います

失敗その2:複数の品種を植えるべきだった

品種をほぼプチぷよに統一したのは失敗でした。さすがに飽きます(笑)
どうせ山程収穫できるのだから、様々な品種を植えるべきでした。

あと、プチぷよはやっぱり品種としては弱いようです。
失敗その3で書きますが、ジャングル内部は日が当たらないため落葉します。できる実も小さくて色が薄く、しかもなんだか表面がベタベタした弱々しい実ができてしまいます。
まあちゃんと剪定すれば良い話なのですが、液肥の濃度を大きく変動させたりするとすぐに調子が悪くなったりと、管理にもかなり気を使いました。

一方でMr浅野のけっさくは日当たりの悪さなんてなんのその。成長も早くできる実は一律で立派なものばかり。
幅広い濃度の液肥に瞬時に適応してくれる、なんともたくましい品種でした。
ジャングル内部の葉の枯れ具合もMr浅野のけっさくはあまり目立ちませんでした。
味も濃く食感もパリッとしており、後半は子どもたちもMr浅野のけっさくばかり狙って食べていました。
ただし雨による裂果があるので、液肥濃度はかなり濃い目に管理する必要があります。

失敗その3:剪定をちゃんとすべきだった

やっぱりちゃんと剪定しないとダメですね(今更)。
愚者である私は経験に学んでしまいましたが、先人の言う通り剪定は大事です(当たり前)。

水耕栽培の写真をネットで探すと、こんな感じの写真がよく見つかります。

ASCII.jp様より引用

見て分かる通り、幹の部分の枝葉は全て切り落とし、天面に枝葉を広がらせ実を成らせています。
こうすることでちゃんと全ての葉っぱに太陽光が当たるようにするわけですね。

ただここまで徹底してしまうと、ある程度伸びるまで実をつけさせないので収穫できる期間がかなり短くなってしまいます。
写真のように室内環境だと冬を越えさせられるので良いんですけどね。
まあここまでしないまでも、ジャングルの内部はもう少し風通しを良くするべきでした。

また成長点を切り落とす摘心については、どこまでやったら良いのか悩ましいところです。
既に実を成らせた、根本に近い部分の枝葉がどんどん枯れ落ちて幹だけになっていく一方で、てっぺんの方は大変元気があり、次々に実をつけていきます。
なので個人的には成長点を摘心をするよりも実の成り終えた根本に近い部分から徐々に上昇するように剪定していけば、うまいこと上の写真のようになるような気がします。
盆を過ぎた辺りからジャングル内部の枝葉の枯れが目立ってくるので、8月下旬には上の写真のような幹の部分を完全に裸にできそうです。

とりあえず来年はその方針でやってみます。

失敗その4:装置下の雑草がすごい

装置の下は雑草が生えないようにすべきでした。
マルチングするにしろ除草剤を巻くにしろ、とにかく雑草対策が必要です。
装置に近づくのが億劫になりますし、ナメクジやカタツムリなんかも登ってしまいます。
ちゃんと雑草対策をした上で、ナメトールを撒くべきでした。

失敗その5:液肥濃度が測りにくかった

装置内の液肥濃度をもっと簡単に測れるようにすべきでした。
今回、下の写真のように装置に蓋を付け、簡単に内部の液肥濃度を測れるようにしていました。

が、これぞまさに机上の空論

だってね、

こんなふうにジャングルになるんですよ。上の写真は先程も提示した開始2ヶ月目のものですが、既に装置が隠れかけているのが分かります。
この装置の蓋を開け、細長いECメーターを差し込み、その数値を読み取る。
けっこう大変な作業です。毎日ジャングルに腕と頭を潜り込ませて測定していました。

来年は、灯油ポンプにホースをつなぎ、装置から離れたところに吸い上げて液肥濃度が測定できるよう装置に工夫を加える予定です。

失敗その6:長期間離れるときは液肥補充システムが必要

お盆に5日ほど家を空けました。その際、液肥濃度をEC3.4くらいまで高めてから出発しましたが、5日後にはEC1.0くらいまで低下していました。
液肥濃度を高くしすぎたのか、低くなりすぎたのか、変動幅が大きすぎたのか、そのせいでプチぷよの木が如実に弱ってしまいました(Mr浅野のけっさくは変わらず元気でした 笑)。
いくら水道管に直結し水の補充はできても、液肥はそうは行きません。
長期間家をあけるときは、何かしらの液肥補充の対策を施す必要がありそうです。パッと思いつくのは点滴とかですかね・・・。

まとめ

以上が2021年の水耕栽培の記録になります。

来年は中玉トマトメインで、下の方から徐々に剪定していく方針でやってみます。

また、パーゴラをもう少し大きくしてみたいと思います。

 

最後に、水耕栽培に興味があるという方にはこちらの本がおすすめです。これ一冊で大体の植物を分かりやすく網羅しています。

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