こんにちは、ケノシュです。
予定していた工事完了日にほぼ一致して「工事進捗報告書 造作・外部工事~大工工事完了」という冊子が届きました。
そういえば前にも何冊か届いていましたが、内容はテンプレなので正直あまり意識していませんでした(^▽^;A)(←ちゃんと見ろ)。


というわけでついにハウスクリーニングも終わり、家が「とりあえず」完成しました!!\(^o^)/
「とりあえず」というのは竣工検査および施主検査を経てこれから所々修正を行うためで、引き渡しは更に1週間後の12/8の予定です。
ちなみにあまり詳しくない方にご説明しますと、竣工検査・施主検査というのは家が完成したあと、傷などの細かい異常がないか隅々までチェックするものです。ただ施主検査の方は義務ではなく、施主の任意で行われます。
他のブロガー様にも施主検査にはかなり気合を入れていらっしゃる方が多く見受けられます。どうも結構数多くの問題点が指摘されるもののようです。
地域によっては一条工務店側が施主検査にかなり消極的なこともあるそうです。問題点が見つかったら困るから・・・なんでしょうけれど、流石にそれでは無責任すぎますよね。幸い私の地域の一条工務店は施主検査については非常に協力的に対応してくれました\(^o^)/
まあ今まで細かい修正を口頭依頼したり外壁タイルのわずかなズレを指摘したりとずいぶん口うるさい施主だったため、施主検査をしない道はないと諦められていただけかもしれませんが(笑)
ちなみに同時期に「完了検査」というものもあるのですが、こちらは法的に問題ない構造体かの検査であって施主はあまり気にする必要はありません。
そんなわけで結構気合を入れて臨んだわけですが、検査を終えてまず思ったことは「さしあたって大した問題点は無くてよかった(´・ω・)=3」ということでしょうか。
一条工務店に限ったことではないと思いますが、家によっては石膏ボードを剥がし直したりしなきゃならないような大きな問題点が見つかることもあるようです(´・Д・)」
必要道具一式
私が今回施主検査に持って行った物品一式はこちら\(^o^)/

この中で特に持っていって大正解だったと感じたのはペンライトです。施主検査では収納の隅など非常に細かいところまでチェックをするわけですが、光源があると無いとでは視認性が天地ほど異なります。また壁に対して水平方向から光を当てると普通ではわからない傷や凹凸がはっきりと視認できるようになります。もう必須アイテムと言っても過言ではありません。これから施主検査を予定している方はぜひ持って行かれることをおすすめします\(^o^)/
私が用意したのはフルークスネオという90ルーメンもの明るさを誇る小型なのに強力なやつです。検査のために電池も新品に交換しました(`・ω・´)ゞ
一方で全く使わなかったのは巻き尺。本当はスイッチやコンセントの高さなどを厳密に測定したほうがいいのでしょうが、面倒だし時間もなかったから数値よりも実際の勝手に問題がないことが大切だと思ったので、見た目に違和感を感じる箇所がなく使用しませんでしたということにしておこう。
あと付箋は発見した異常部位に目印として貼り付けるために持っていきました。これも必ず使用します。
コンセントのテスターについては後述します。
そして肝腎のチェックリストは皆さんご存知「i-smartで行こう!」のPOPOLOGさんが作成・配布されているものを使わせていただきましたm(_ _)m
非常に細かくチェックポイントがまとめられており、施主検査をされる方にはとってもおすすめです\(^o^)/
チェックするポイント
共通して重要なのは以下の点です
・間取り・仕様表の通りか。
・汚れはないか。
・傷はないか。
・隙間はないか(部材の接合部や隅の部分)。
・ドアや引き出しなどの可動部は問題なく動作するか。異音やズレはないか。
先程のチェックリストには上記のポイントに加えて各検査部位に特有の要チェック項目が細かくまとめられています。その他、各先輩ブロガー様の施主検査についての記事も大変参考になりました。
家の隅々まで見て回るのは思った以上に時間がかかるので、時間にはかなり余裕を見ておいたほうが良さそうです。
というわけで、レッツ検査!

いきなりペンライトを取られた(´・ω・`)返せコラ。
チェックで見つかった問題点
結論から言うと、ほとんど問題らしい問題はありませんでした(・ω・)
いや、とってもいいことなんですけど、ブログ的にはおいしくないというか・・・。
あと施主検査は午後からだったのですが、午前中に一条工務店側が行った竣工検査で問題のある部位はあらかた洗い出されていました。私だったらスルーしてしまうような細かい傷までチェックされていて正直驚きました(°-°)
例えばこれ。

クローゼットの折れ戸のレールです。よく見ると傷がついています。ぶっちゃけ生活し始めればこんな傷なんていくらでもつくので、私だったら仮に見つけても完全スルーです(笑)
またコーキングの不足(というよりもまだ全部施工されていないだけらしいけど)についてはかなり徹底的にチェックされていました。



唯一私が指摘したのは1階トイレのコフレルの手洗い場。壁との隙間にコーキングがされていません。


ただ、この部分はあえて施工しなかったのだそうです。
写真で何となく分かると思いますが、我が家のトイレの壁紙はIC-2006という細かいブロックが並べられたようなやや凹凸のあるものを使っています(標準品)。
このような壁紙の場合、コーキングも凹凸の影響を受けてやや見栄えが良くないのだそうです。
しかし、壁との間に水滴が入り込んだりしたら内部でカビたりする可能性も考えられ、コーキングしてもらうことにしました。
また、こちらは浴室の鏡の右端の部分。角部にわずかに三角形の隙間が空いています。浴室の隙間はかなり徹底的にコーキングされていましたが、ここだけ空いていました。ピンク色のは私が貼った付箋です。

ここもコーキングをお願いしましたが、ここは可動部なのでやめたほうがいいと言われました。どういうことかというと、この鏡は上方向にスライドさせると枠ごと外れるらしいのですが、コーキングで固めてしまうと外しにくくなるとのことでした。
この時は納得してそれなら仕方ないかと思いましたが、よく考えれば鏡を外す機会なんてそうそうあるわけもなく、またシリコンコーキングなら外すのも容易だと思うので、あとで自分でコーキングしてしまおうと思います。
あと指摘したのは、スリットスライダーを締めたときの戸板のズレ。補修は簡単だと思います。

施工内容で指摘したのはこれくらいでした。
あとは壁紙の継ぎ目(特に部屋の角)の隙間が気になりましたが、1~2年くらいは木材・壁紙が乾燥に伴って動くため、隙間が目立ってくるそうです。2年目点検のときにまとめて補修してくれるそうなので気にしないことにしました。引き渡しのときに補修セットをもらえるようなので、あまり気になるようなら自分で直すこともできますしね(´▽`)
コンセントのチェック
電気工事がちゃんと行われているかのチェックです。テスターという器具を用いて通電、電圧、極性、アースの有無について調べます。この検査においてはi-smart de DIYのはっちさんの記事を大変参考にさせていただきました。
はっちさん同様、神保電気から発売されている「コンテスター®」という非常に簡便なテスターを使用しました。
メルカリで1500円くらいでした\(^o^)/
定価は4000円位しますが、数多く出回っている器具ですので割と安く中古品が入手できます。施主検査に使うだけなら中古品で全く問題ありません。
検査の結果、コンセントの極性を間違えていた部位がありました。
はっちさん同様、キッチンカウンターに付属しているコンセント、及びリュックスドレッサーに付属しているコンセントです。いずれも両端にコンセントがついているのですが、キッチンカウンターのは片側だけ、リュックスドレッサーは両方とも間違えていました。



電気屋さんに確認してもらえることになりましたが、建てた時期も場所も異なる別々の家で同じ部位に間違えがあったということは、はっちさんの仰る通りこれらの住設では極性が分かるようになっていないのかもしれません。極性が逆でも一般的な家電は問題なく動作するために気づかれていないだけで、今までi-smartで建てられた多くの家においてキッチンカウンター、リュックスドレッサーの付属コンセントは極性が間違っている可能性があります。しかもはっちさんの記事は2014年のものですので、該当する家はかなりの数(おそらく万単位)に登ると思われます。
また、問題点というより図面通りでなかったのがエアコンのコンセント。
我が家のLDKについているエアコン専用コンセントは200Vのものです。

コンセント穴の外観も200Vのもの。
ところがテスターを刺してみると・・・

なぜか200Vのランプがつきません。でもエアコンは正常稼働しています。
エアコンに貼り付けられてある規格シールを見てみると・・・

なんと100V用のエアコンが取り付けられていました。監督に確認したところ、元々コンセントに貼られていた200Vを示すテプラシールも剥がされていたことから、どうやらエアコンに合わせて意図的に100Vのコンセントにしたようですとのこと。
まあ私としてはエアコンが動くなら別に構いません(´∀`)
もう一つ。こちらは玄関モニタとも連動している防犯用のワイヤレスカメラ。玄関と勝手口にそれぞれ一つずつ付けています。

いかにも撮影しているぞと言わんばかりにチカチカ赤LEDが点滅していますし、人が近づくと「ピロッ!」という警告音とともに写真撮影されます。とっても良いものなのですが両方とも・・・

なぜに真下を向いている(°Д°)!?
流石にこれでは防犯カメラの意味をなしません。
玄関の左側にある庭に行こうとした人物(の頭頂部)は撮影してくれそうですが(笑)
まあカメラの首のところをネジで緩めれば向きは変えられるのですが、できれば最初からそれなりの方向を向けておいてもらえると嬉しかったですね(´・Д・)」
施主検査を終えて
今回施主検査を行ってみて得られた感想としては「思ったよりもよくチェックしてくれてはいるけど、やはり施主によるチェックは必要である」と思いました。
一条工務店側としてもかなり徹底してチェックしてはいましたが、それでもやはり「建てる側と建ててもらう側の温度差」は埋めきれていませんでしたし、1階トイレのコフレルのコーキングのように一条工務店側と施主側で「こうしたほうがいい」と思うベクトルが異なっていることもあります。
また、前述の通り4年間もコンセントの極性間違いが放置され続けていたのであるとすれば、そこそこの問題なのではないでしょうか。
ただ監督に話を聞いて安心したのは、物によって有償無償の差はあれど、建具(室内ドア)や巾木、収納内の棚などの大抵の物品は交換が効くのだそうです。窓ですら、ガラス部分だけポコッと外して交換ができるそうです(窓枠は交換がやや大変らしいですが)。もちろん住み始めてからだと業者が入っての交換は大変だったりするので、初期不良を施主検査で見つけることは大切だと思いますが、あまり目の色を変えて異常を見つけにかかる必要までは無いと感じました。
あと、これだけ竣工検査が徹底されているのには歴代の施主の方々が細かく指摘されてきた歴史も影響しているかもしれません。過去のブログを拝見すると、結構ずさんな検査をしていた時代もあったのかなと感じます。
検査から引き渡しまでの1週間の間には、今回指摘された箇所の補修に加えて床暖房の稼働も開始するようです。
冬だと引き渡しの時点で既に家が暖かいのはいいですね(´∀`)
引っ越しはまだ先ですが、いろいろ入居前にやることがあるので暖かいのはありがたいです。
オマケ①
外構工事は入居してからなので家の周りは泥砂利。
この日は雨だったのでポーチのタイルが悲惨なことになっていました( ̄口 ̄)
玄関前だけでも早めに外構工事を済ませなければいけませんね・・・

オマケ②
各設備の説明書が無造作に捨てられていたのでもらってきました。

「複数ある設備のダブった説明書を捨てただけで、全て1部ずつ施主様にお渡しすべく別に寄せています」とのことでしたが、食器洗い乾燥機なんて家に1個しか無いと思うんですが(°Д°)
あと「保証書」とか「お客様保管用」て書かれたものまで捨ててありましたヨ(笑)

ただ周りがせっせと作業しているなかゴミ漁りしている姿は多分異様と言うかちょっと情けなかったかもしれません(笑)
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