壁の中のDIYその② 壁の防音性能を強化する

こんにちは、ケノシュです。

壁の中のDIYシリーズ第2段は防音施工についてです。

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有名な話ですが、i-smartでは屋外の音についてはかなりシャットアウトしてくれます。
建築中で石膏ボードをまだ貼っていない我が家でも、中に入ってドアを閉めると外部の音はほぼ全く聞こえなくなります。

一方、家の中は音がよく響くこともあってか部屋や階をまたいでも音が聞こえやすいと聞きます。
とはいえ内壁の壁紙の下が石膏ボードなのはごく普通のことですし、i-smartでは吹き抜けを採用する人が多いのでそのような印象があるのかな、と思います。

また以前、同じ一条でもセゾンの展示場に行ったときに、防音施工していない普通の部屋でガンガンステレオを鳴らしてもドアを閉めれば廊下にはほとんど聞こえてこない、というデモを見たことがありi-smartでもそうなのかなと思っていたので正直意外でした。
石膏ボード2枚で部屋同士を隔てるという内壁の作りは同じはずなので、これについてはセゾンの無垢ドアの防音性能によるところが大きいのだと思います。なのでi-smartではドアを防音仕様にしない限り、壁に防音施工をしてもどこまで効果があるのかは不明です。

それでも、我が家では内壁に防音施工をしました。・・・DIYで。

念のためにお伝えしておくと、i-smartでは内壁にグラスウールを詰めるという公式な防音施工オプションがあり、壁1マス(91cm)あたり3000円くらいと比較的安価です。
DIYなら1000円くらいなので割安ではありますが、無理してDIYでやる必要はないと思います。

私の場合は着手承諾後にやっぱり防音にしたいなあと思ったのでやっただけです。
あとDIYが好きだからです(笑)

ところでややマニアックな話になりますが、防音というのは「遮音」、「吸音」、「制振」、「防振」の4つに分類されます。「制振」、「防振」はDIYではなんとも出来ません。壁を隔てて音が伝わりにくくするためには「遮音」と「吸音」の組み合わせが重要になります。

「遮音材」とは、石膏ボードや遮音シートなどのように固く、質量があり、音を反射してくれる素材のことです。

「吸音材」とは、グラスウールやフェルトなどのように柔らかく、内部に細かく空気を含んでおり、音を吸収し熱に変換してくれる素材のことです。ちなみに内部の空気層が連続している必要があり、独立泡の集合体である発泡ウレタンなどには吸音材としての性質はあまりありません。遮音材、吸音材はそれ単独よりも、組み合わせて使うと相乗効果でより高い防音効果を得られます。音源→吸音材→遮音材の順に使用します。

我が家で防音施工をしたのは3箇所で、まずはリビングと寝室の間の壁です。

部屋同士は廊下と2つのドアを挟んでつながっており、ここらからの音はかなり防がれそうです。しかも壁のリビング側は天井までの壁補強、寝室側も180cm高の壁補強をしており、石膏ボード2枚に加えて補強板2枚に守られていることになるので、壁からも音は容易には伝わらないように思えます。

それでもここに防音施工をしたのは、小さな子供たちをここに寝かせるからであるのと、将来親と同居した時に親の部屋にする予定であるため、ここだけは徹底的に音が伝わらなくしたかったからです。

使用したのは遮音シートとニードルフェルトとグラスウールです。遮音シートは1本(91cmx10m)で19kgもある重量物です。

廊下から見た寝室側の壁はこの様になっています。

壁内のスペースは窓側から順に8つに分かれており(⑨は廊下部分の壁)、覗き込むとこんな感じ。

壁補強の板を固定するために縦材木がありますので、その内部の幅を測り、カットした防音材を入れていきます。ちなみに壁内スペースの高さは237cmでした。

リビング側からフェルト→遮音シート→フェルト→遮音シート→フェルトと、せっかくだから複数層に施工にし、ネジで固定していきます。遮音シートはかなりの重量があるので、テープなどでの固定は不可能です。
また、配線が走っているスペースは万が一漏電した場合にニードルフェルトに引火したら大変なので遮音シートとグラスウールでの施工にしました。

次に、1階と2階のトイレの壁にも施工しました。

我が家の玄関~階段~2階トイレまでの位置関係はこのようになっています(間取り図から合成)

玄関土間の横が1階トイレで、階段を登った突き当りが2階トイレです。
これでは、トイレを使用した時の音が階段~ホールに響き渡る可能性があります。

なので、赤丸の壁の部分にも防音施工しました。こちらはグラスウールのみの施工。
厚み9cmのグラスウールが近所のホームセンターで13枚で6500円でした。

圧縮されて入っているため、開けると一気に膨らみます。

固定にはタッカーを使います。大型のホッチキスの芯を高速で射出する道具ですね。
ダイソーで売っているものが安い上に性能がいいとのことで購入しましたが、なかなかに使い勝手が良かったです。

こんな感じでバチバチ固定していきます。

1階トイレ横のこんな空洞が、この通り防音材で充填されていきました。
  

2階トイレの壁もこの通り。防音材が余ったので、2階のトイレは全面防音にしてみました(・∀・)
 → 

我ながら結構うまく施工できたと思います。
防音効果については完成後にレビューしたいと思います(´∀`)

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