壁の中のDIYその① 断熱材を追加する

こんにちは、ケノシュです。

我が家も電気配線が終わり、いよいよ気密測定→石膏ボード貼りのステップに進んできました。壁の中、天井の中の景色も見納めになります。

この時点での壁・天井の内部は完成形なわけで、見方を変えればDIYのチャンスであるとも言えます。
実は以前から考えていたことなのですが、壁が張られてしまう前にいくつかDIYしたことがあり、今回からしばらくはそのことについて書いていきたいと思います。

第1回は断熱材の追加についてです。

.

i-smartの断熱性能ってすごいですよね。

高性能ウレタンフォームを壁、天井、床下にふんだんに使用し、Q値0.51W/m²・Kを達成しています。
ウレタンフォームの厚みは実に合計19cm!

この高性能ウレタンフォームの熱伝導率0.020W/m・Kというのはかなりすごい数値で、高性能グラスウールでも0.036W/m・K程度しかありません(数値が低いほど性能がいい)。断熱性能でこれを上回るのは真空断熱材くらいです。

余談ですが真空断熱材は熱伝導率0.002W/m・Kという高性能ウレタンフォームの10倍の断熱性能を誇っています。
真空断熱材なら一条の断熱性能を厚み1.9cmで確保できてしまうんですね。いつか価格が下がれば断熱のスタンダードになっていくかもしれません。

さて、そんな断熱材で包まれたi-smartですが、建築途中の現場を見てみると、断熱材が削られている部分がちらほら見受けられます。

主にコンセントやスイッチの配置部ですね。

配線に伴って断熱材が削られているのが分かります。

削られている厚さは、部位にもよりますが3cmから深いところでは8cm以上も削られていました。

もともと19cmもあると考えれば誤差の範囲なのかもしれませんが・・・・・・気になります(´・ω・`)
 

 

削りの深さはけっこうバラバラです(´・ω・`)

削り幅は広いところだと20cm近くにもなります。
 

大工さんに確認してみましたが、配線を這わせた後にスペースを断熱材で埋める予定はないとのこと。

・・・仕方ない

自分で埋めてしまえ(・∀・)

ホームセンターで断熱材を購入。スタイロフォームという有名な水色の断熱材ですね。

スタイロフォームには断熱性能ごとにいくつか規格があるようなのですが、残念ながら一般に市販されているのはIBという熱伝導率0.040~0.035W/m・Kという一条のウレタンフォームの半分程度の性能のもののみ。

また、市販の発泡ウレタンスプレーも同程度の熱伝導率のようです。

一条の採用しているウレタンフォームがいかに高性能か分かりますね。

3cm幅のスタイロフォームを買ってきて、それぞれの深さごとにカット。

カッターで簡単に切れます。電熱式のスチロールカッターも試したのですが、時間がかかりすぎる上に普通のカッターで簡単に切れるためおすすめしません。
あと、それなりにサイズをしっかり測ってカットしましたが、実際に施工してみると厳密なカットは必要ないと分かりました。
理由は、現場で微調整カットしながら埋め込むというのと、ある程度大きめでも押し込めて入れてしまえるからです。

これを断熱材の欠損部に埋めていきます。

配線が走っているとどうしても隙間なく埋めるというのは難しくなります。

どんどん埋めていきます。ちょっとサイズ大きめのを無理やり押し込むのがコツ。
あと配線に合わせてスタイロフォームはある程度変形してくれますが、けっこう硬いのであらかじめ指などで押し潰して配線用の凹みを作ってからはめ込むと良いです。

【重要追記】
実はこれと併用して発泡ウレタンスプレーも使用したのですが、ウレタンが直接配線被覆と接すると数十年単位で侵食する可能性があるため不可とのことでした。一応施工前に監督に確認はしたのですが、監督も知らなかったみたいで、石膏ボードを剥がしてウレタン除去することとなってしまいました。現場の手間を増やしてしまい申し訳ない限りです。

スタイロフォームなら問題ないとのことで、やるならスタイロフォームです。
おすすめは3cm厚のものです。私のように事前にカットする必要はなく、現場で施工幅を目分量で測り、カッターでのフリーハンドカットで十分サイズの合ったものを作れます。

なお、作業にはかなり時間がかかります。家中やると半日~1日がかりです。
我が家の場合、石膏ボード貼りの業者が忙しいとのことで壁内配線の完成から石膏ボード貼りまで一週間の空白期間が生じたので余裕を持って作業できましたが、通常であれば期間を開けずに石膏ボードが貼られてしまうため作業できるタイミングが非常に限られてしまいます。

正直どこまで効果があるかは分かりませんが、3cm厚のスタイロフォーム(91x182cm)をまるまる2枚半使いましたので、それなりに効果はあるのではないでしょうか。ウレタンスプレーを使用したスペースを考えると3cm厚のスタイロフォーム3枚分以上の断熱材が予め削られていたことになります。
まあ、かけたコスト分の元が取れるかは分かりませんので完全に自己満足ですね(笑)
監督さんいわく、こんなアホなことした施主は初めてだそうです(^▽^;A)

それにしても

配線の太さに対して断熱材削りすぎなんじゃない?( ̄ー ̄;)

これが例えば削り幅1cmくらいであれば私も気にしなかったと思います。

.

★☆にほんブログ村の一条工務店トラコミュ(テーマごとの記事集)はこちら☆★

一条工務店 一条ルール オプション 一条工務店*建築工事実況中!
トラブル&クレーム 一条工務店を選んだ理由 夢発電 照明・電気配線
フロアコーティング 間取り紹介 一条工務店の標準品 一条工務店の床暖房
一条工務店 収納  一条工務店住み心地  一条メンテナンス&補修  Web内覧会*一条工務店

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


スパム対策で、日本語を含まない投稿は反映されませんのでご注意下さい。