こんにちは、ケノシュです。
パイプスペースをご存知でしょうか。2階に水場(トイレなど)がある場合に、そこに行く水道管および下水管を縦に走らせるスペースです。我が家の図面だと、脱衣室の青丸で示した部分に配置しています。図面では「P.S」と表記されます。

実際の施工現場はこんな感じです。

我が家の場合、2階の水場はトイレだけですが他の配管も走っているらしく、サイズは330mm x 180mmとなっています。壁が張られると脱衣室の角部分が内側に出っ張る形になるわけですね。
実は当初設計士の方からご提案いただいた図面では、PSは別の場所に設置する計画でした。それは2階トイレの真下です。我が家の2階トイレの便器は先程の図面で言うと緑の丸で示した場所に設置されています。

ちょうど洗面所の真上に相当します。この洗面台を現在の位置から南側に180mm移動させ、その後ろ全部をパイプスペースにする計画でした。すると洗面所はその分狭くなり、180mm x 1240mmというスペースをPSに取られてしまうことになり、無駄が多いということで脱衣室に移動してもらいました。また、脱衣室の一角に配置したほうが何かあったときのメンテナンスが比較的容易だというのも理由です。
一条工務店の場合屋外に配置することもできるようで、我が家もそうしたかったのですが、寒冷地では凍結の恐れがあるため不可とのことでした(´・ω・`)
しかし、当初トイレの直下という配置で提案されたのには理由があります。それは配管の詰まりを予防するためです。トイレの下水配管内は汚物のほかトイレットペーパーなどが流されるため、詰まることがあります。PSを便器の直下に配置すれば内容物は真下に落ちていく形になるため容易には詰まりません。しかし、PSを便器から離せば離すほど、パイプが横に走る距離が発生し、詰まったり汚れが沈着しやすくなります。

本当か?と思われるかもしれませんが、私の実家の風呂場を広くリフォームするにあたって縦に直線状だった下水パイプを何箇所か曲がる形で配管し直したところ、しばしば詰まるようになってしまいました(´・ω・`)
我が家のトイレを実際に使ってみないとわかりませんが、頻繁に詰まるようであればPSの配置を誤ったと私は猛烈に後悔するかもしれません。
パイプスペースの設置位置に関しては汚水が流れる音が問題点としてよく挙げられますが、詰まりやすさ、メンテナンスのし易さという観点も検討材料に入れたほうがいいかもしれません。
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