はじめまして ケノシュと言います。
2018年夏に、とある寒冷地に一条工務店のi-smartでマイホームを建築予定です。
自宅の設計にあたっては先輩ブロガー様たちからたくさんの情報を頂き、これが本当に助かりました。そして自分も次に建てる人たちの役に立てばと思い、ブログをはじめた次第です。よろしくお願いしますm(_ _)m
さて、一条工務店で建てるにあたっては様々な制約や独自のルールが存在します。通称「一条ルール」と言われています。
しかも、契約後に一条側から全てのルールをあらかじめ教えられるわけではなく、ブログを漁ったりしないと知ることすらできないルールが多々存在します。積極的に隠そうとしているという訳ではないようですが、他社に漏れるとまずいこともあってか仮契約時にもらえるルールブック「仕様ご確認ノート」以上の情報は聞かれなければ答えない、というスタンスを取っているようです。
このブログでは、そんな「i-smartで建てるんだったら知ってた方がいい」情報を主に載せていきたいと思います。他にも使えるワザとかテクニックとか、有用なアイテムとかがあったらその都度載せていきたいと思います。
というわけで、記念すべき最初の記事は間取りの設計について。
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我が家の場合ですが、マイホームデザイナーである程度間取りを作成し持ち込む形を取りました。
プロの設計士さんに対しては失礼な行為だったのかもしれないですが、私は以前から自分の家の間取りは自分で設計したいと考えていたからです。もちろん素人が作ったものですのでプロから見たら当然修正すべき点がたくさんあるはずですので、そのような指摘は素直に受け入れるつもりでいました。
間取り作成においてルールがいくつかありますので、間取りは自分で作ってみたいという方の参考になれば幸いです。
【モジュール】
「モジュール」というのは、住宅設計における規格寸法のことです。部屋や壁の大きさを決めるときに規格となるサイズのことです。メーカーや商品によって異なりますが、910mmを基本単位とする「尺モジュール」と1000mmを基本単位とする「メーターモジュール」の2種類があり、i-smartで建てる場合は尺モジュールになります。
一尺というのは約30.33…cmで、尺モジュールというのは、1辺が91cm(三尺)のブロック基本単位として並べていく形で間取りを組み立てていく、というやり方です。間取り打ち合わせではこの91cmを1マスと呼んだりします。
i-smartの場合、最小単位が半マスなので、45.5cm単位でしか部屋の広さや壁の長さを決められません。つまり「部屋の壁をあと20cmだけ廊下側に押し出す」といったようなことはできず、全て45.5cm単位を最小単位として組み立てていく形になります。この制限はハウスメーカーの中ではかなりシビアな方らしく、他のメーカー、例えば積○ハウスの鉄骨系商品ではcm単位でいくらでも微調整できます、とのことでした。
マイホームデザイナーを使われる方は、「設定」→「グリッド設定」の画面でグリッド間隔を910mm、グリッド分割を2分割に設定するとi-smart仕様になります。
【部屋の幅】
一つの部屋を長方形とみなした場合、短辺は5マス(455cm)までしか広げられません。これは5マス以上跨がせると2階の床板が歪んでしまうからのようです。なお長辺の方は何マスでも大丈夫です。タ○ホームなんかでも短辺は4m以内と決めているらしいですが、このあたりは木造住宅の宿命だとおもいます。オフィスのような広いリビングがほしい、といった場合は鉄骨のハウスメーカーを選ぶしかありません。
【2階の間取り】
i-smartは枠組壁工法(外壁は2×6、内壁は2×4)ですが、この作り方の場合、2階の間取りが1階の間取りの影響を受けます。
簡単に言うと、1階と2階の壁の位置はなるべく同じ感じにする必要があります。枠組壁工法というのは一つの部屋や長方形状に並んだ複数の部屋を一つの「箱」とみなし、箱を組み合わせて家を形作るというやり方で、構造上の強度を得るために、1階と2階である程度同じような箱の並べ方をしないといけないそうです。
これは特に1階に広い部屋を確保した場合に問題になり、例えば1階の広い部屋の中心部付近に2階の部屋の壁が来る、といったような2階の間取りができなくなります。
我が家の場合、2階の間取りが最初に持ち込んだ間取り図から大きく変更した案を提示され、初めてぶつかった大きな壁となりました。幸い、2階へのこだわりが「3×4マスの6畳の子供部屋3つを角部屋で作成」「ロスガードは南側に配置」の2つしかなく、寝室とかぶっちゃけベッドが置ければいいや(・ω・)とかいう雑把な考えだったので事なきを得ましたが、1階に広いリビングを確保したいという方は2階の間取りに制限があるという事を念頭に置く必要があります。
ちなみに2階の間取りを打ち合わせするときは簡単な構造計算ができるPCソフトを使ってああでもないこうでもないとリアルタイムで間取りをシミュレーションしていきます。
また、2階にトイレや水場を作る場合、上下水道管が通るP.S(パイプスペース)という柱状のスペースが必要になります。
ある程度水平配管を用いて水場から離すことができるようですが、下水配管の詰まりの原因にもなりかねないのでできるだけ水場の直下の方が良いようです。またトイレを流した際には水流音が聞こえてしまいますので、P.Sは脱衣所や収納スペース内など、邪魔にならず音も気にならない場所に作ったほうが良いです。
屋外に配置することも出来るようで、先輩ブロガーのごまめさん邸で実際に採用されています。屋外の配置であれば、配管トラブル時のメンテナンスはしやすいかもしれません。我が家でも2階トイレは北側に追いやり、P.Sも屋外に配置するつもりでしたが、寒冷地では冬期間に凍結してしまうため不可でしたorz
【ロスガード】
一条工務店の家には「ロスガード」と呼ばれる巨大な換気システムが装備されます。どれくらい巨大かというと、半畳すなわち1×1マスのスペースを丸々占有します。2階建ての場合は2階に設置する決まりになっており、どこに配置するかがけっこう重要な要素となってきます。
【i-smartは総二階】
平屋の場合は別ですが、2階建ての場合i-smartは総二階しかできません。同じ一条でもセゾンの場合は一部1階だけということができます。
1階の床面積と同じ分だけ、2階も設計しなければなりません。その分坪単価もかかってきます。
「1階はLDKに洗面所、トイレ、浴室、収納にそれから玄関やホールも、あと和室も一部屋!2階は、子供部屋2つと寝室と、あとトイレくらいあればいっか。あれ、2階のスペースが随分余ったなあ(´・ω・`)」といった話をよく聞きますが、我が家でも当初の計画では2階は余りました(笑)
2階が余った場合、安くあげるためには2つの手段があります。
1つ目は2階の一部を吹き抜けにすること、もう1つはバルコニーにすることです。どちらもその分の面積は坪単価1/2になります。また、一部1階上に平屋根を設置するということもできますが、やはり坪単価1/2かかるのでそれならバルコニーにしたほうがお得です。
【階段】
i-smartではボックス階段とオープン階段の2種類から選ぶことが出来ます。我が家ではボックス階段を選択しました。なおオープン階段は2万円のオプション費がかかります。
また、ボックス階段の有効幅は本来80cm程度ですが有効幅100cmに広げることができます(オープン階段は未確認)。直線状もしくはコの字型の階段であればオプション代はかからなかったと思います。我が家では有効幅を広げたうえ間取りの都合からどうしてもL字型にせざるを得ず、11万円のオプション代がかかってしまいました(´-ω-`)
思いついた順に書いていったので抜けてる点もあるかもしれません。思い出したら追記します。
今回はここまでです。お読み頂きありがとうございました(o ̄∇ ̄)/
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